〈先輩メッセージ〉整形外科病棟 2年目

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整形外科病棟 2年目

「ふたば研修」で、自分の進みたい方向性を見つけました

写真:9階病棟看護師

私は、イムスグループ系列の専門学校に通っていましたので、卒業後はグループ病院への就職を考えていました。当院に入職を決めたのは、病院がきれいだったこともありますが、入職後の「ふたば研修」があったからです。このような研修制度は当院だけでしたし、見学に来た時の「患者さんと看護師の関わり方」が好印象だったことも入職を決めた理由の一つです。全体的な雰囲気と、しっかりとした研修で自分が実践したい看護をゆっくり探せると思い、入職を決めました。

入職後すぐの「ふたば研修」では、各部署を回りました。中でも、1日をベッドで過ごす入院生活から手術を経てリハビリで歩けるようになるという「回復過程」は、整形外科が一番はっきりしていると思い興味を持ちました。看護的なリハビリも必要であり、看護師がトイレ介助を行うことなどに「やりがい」を見いだせるのではないかとも思いました。
病棟の雰囲気もとても良く、先輩方には分からないことや不安なことなどをしっかりと聞いていただきました。整形外科は、手術や検査、リハビリなど多岐に渡って患者さんと関わりますので学ぶことも多く、未経験のケアを担当する時には、先輩に確認しながら行うことができました。プリセプター以外の先輩にも対応していただき、とても助かりました。
ふたば研修後は希望通り、整形外科に配属になり、最初の3か月間は月に1~2回くらいの夜勤を経験しました。この期間中の新人は見守りの中での実践のため、夜勤の人数にはカウントされませんが、夜勤での分からないことなども先輩方に聞きやすい環境でしたので、配属4か月後からは不安なく独り立ちも出来たと思います。

これまで整形外科病棟で勤務するなかで印象に残っているのは、寝たきりだった患者さんが、理学療法士の介入によりトイレでの排泄ができるようになったというケースです。「トイレで排泄したい」という患者さんの気持ちに寄りそうことで、「笑ってくれた」とか「今日はいつもより調子が良さそう」などの変化が見られたのです。看護師業務の優先順位もありますが、その中で「患者さんの思い」に寄り添えたと実感できました。

将来の夢はまだはっきりとはしていませんが、「回復期リハビリテーション」に興味があります。また、後輩たちにとっては話しやすさを大切に「相談されやすい、一緒に考えられる先輩」になりたいと思っています。聞かれたことに対して単に答えを出すのではなく、きちんとその根拠を説明できる先輩を目指しています。

当院は働きやすい環境が整っています。また「眼科と整形外科」「脳外科と泌尿器科」のように、複数の診療科を兼ねる病棟もあるため、さまざまな看護を経験し、より多くの学びを得ることもできる職場です。