〈先輩メッセージ〉外科病棟 2年目

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外科病棟 2年目

患者さんの本当の気持ちに気付ける看護師になりたい

写真:8階病棟看護師

新卒で入職して2年目になります。私が勤務する外科病棟では、主に手術前後のケアや抗がん剤治療などを行っています。
当院に入職したのは、学生時代に参加した病院紹介の合同説明会で、当院のことを詳しく知ったことがきっかけです。もともと地元から離れて県外での就職が希望で、就職先は人間関係の良さで決めようと思っていました。説明会で、病棟の雰囲気や人間関係の良さ、自分が携わってみたいと思っていた術前術後の看護ができる点に惹かれて、インターンシップに参加することにしました。面接の際は、明るく話しやすい雰囲気でホッとしたのと、県外で就職することにも気に掛けていただいて、ここなら安心して就職できると感じました。

入職後、まずはふたば研修に参加しました。全病棟を回って多くの患者さんと接する中で、やはりインターンシップの時から希望していた外科病棟で勤務したいと思いました。
実務が始まってからは、先輩のママさん看護師がプリセプターとなり、新人の私にも分かりやすいように、優しく丁寧に教えてくださいました。夜勤の際は、他の先輩方からも多くのことを学びました。
実際に働いてみて1年目、2年目と、看護師として自分の意識の変化を感じています。私が看護師になりたいと思ったのは、家族が入退院を繰り返していたことがきっかけです。その当時の看護師さんのように、患者さんに寄り添う看護がしたいという気持ちがあり、1年目から自分なりに心がけてきました。こうした気持ちが通じたのか、患者さんから「ありがとう」の言葉をかけていただいた時は、とてもうれしかったです。
2年目になると、それまでには気付くことができなかった、患者さんの抱える「本当の苦しみ」が気になるようになりました。今は、患者さんが言葉で伝えられなくても、表情から気持ちを読み取れるようになりたい、患者さんの一番近い存在として真意を理解できる看護師になりたいと思っています。また、外科病棟では、全てにおいて看護の奥深さを痛感しますし、まだまだ自分には勉強が必要だと感じています。今後は今まで行ってきた術前術後の管理についてさらに知識を深めるのはもちろん、化学療法の勉強も進めていきたいと思っています。

実家を離れて2年目、病院の寮でのひとり暮らしにも慣れてきたところです。私のように地方出身の方は、最初は不安なことがあると思いますが、分からないことは事務の方が真摯に対応してくださいますし、頼れる先輩もたくさんいますので、安心して過ごせると思います。
また、これから看護師になる皆さんも、国家試験や就職活動を頑張っていらっしゃると思います。当院は医師や薬剤師など他の職種のスタッフとの距離が近く、患者さんの情報を共有しやすい環境が整っています。若い看護師も多く、活気にあふれた職場です。ぜひ、インターンシップ等を通じて、実際の雰囲気を感じてもらえたらうれしいです。