〈先輩メッセージ〉障害者病棟 2年目
Messages障害者病棟 1年目
失敗を恐れずに、知識や技術を学んでいきたい
当院を見学して雰囲気のよさから入職を決め、入職から半年くらいは透析室に勤務していました。透析室では、患者さんが透析に至るまでの経過や、ケアの方法、どのような種類のお薬を飲んでいるかなどを学びました。学生の頃は「糖尿病について学びたい」と思っていましたので、糖尿病と透析の関係についても学ぶことができました。
その後、かねてより希望していた身体障害者の病棟へ異動しました。ふたば研修でもこの病棟の見学をしたのですが、雰囲気がよく、ゆったりしている感じが自分に合っているなと感じていました。そして、病棟を希望したもう一つの理由は、入院している透析患者さんが「病棟でどのように過ごしているのか」を知りたかったからです。透析室の先輩方は、病棟での勤務経験後に透析室に配属されていたので、私も病棟の経験を積みたいと思っていました。
障害者の方が入院している病棟にはいろいろな科の患者さんがいらっしゃいますが、療養型へ転院する前の方が多いため、「ベストな状態で次の病院(施設)へ送り出す」ことを目指した看護を実践しています。
患者さんは脳外、内科、透析、消化器など診療科が多岐に渡るので、勉強することがたくさんあります。仕事の中で分からないことがあれば、先輩方に聞いたり、単語等を自分で調べたりします。医師の介助に入る時は、イメージトレーニングもしています。
入職後に配属された透析室から半年で病棟へ異動したので、時期が半端だったこともあり病棟にはプリセプターがいません。しかし、分からないことは病棟の先輩方みなさんに指導していただいています。先輩方はとても優しく、いろいろな場面でフォローがあります。年の近い先輩やママさん看護師が多く、雰囲気がよいため働きやすいです。
病棟ではいろいろな視点で観察をしながらのケアが多いため、やりがいがあります。最近では、ケアだけではなく外科的な処置も多くなっています。いろいろな疾患に関わり、知識や技術を学べるのも、この病棟のよい点です。
現在の病棟に配属されてまだ半年くらいですが、少しずつ自分の納得できる看護を経験できるようになりました。たとえば、あまり食べることのできなった患者さんが、食事介助をすることで全部ご飯を食べてくれたときはやはり嬉しいです。ペースト食だと献立が分からない時もありますが、他の患者さんの内容をみて「今日カレーですよ」と声をかけながらケアをするなど、自分なりに工夫もしています。これからも、患者さんに寄り添えるケアを学び、実践していきたいです。
今年からは、自分がプリセプターになりましたので、「一緒に学んでいける先輩」になりたいです。仮に何かを失敗してしまったとしても、何故そうなったのかを一緒に話し合い、同じことを繰り返さないようなフォローを心掛けています。もちろん失敗しないことも大切なのですが、失敗を恐れず、そこから何を学べるかを考えながら、次に生かしていけるように成長してほしいと思いますし、私自身も成長していきたいです。