〈スペシャリスト〉特定看護師

Specialists
特定看護師

7区分14行為の特定行為

やりたいことは無限大。「看護師の自分が今できること」を存分に学べる環境があります。

写真:特定看護師(7区分14行為)
7区分14行為の特定行為の研修を修了されているとうかがっていますが、なぜこれらを取得されようと考えたのですか?
看護師ができる「特定行為」には現在、21区分38行為が定められています。特定行為という制度が始まったとき、看護協会での研修を受けました。実際に参加してみると、患者さんを待たせずに、診療範囲内、手順書の診療範囲内で、自分で手順を考えて、患者さんに施せる治療を行い、それを医師に報告できる、ということが分かりました。
実際の医療現場では、「この患者さんへの処置、すぐにとりかかってほしい治療」があっても、医師の手が空かなければ必要な治療を行えません。「医師待ち」の間、待たされる患者さんやご家族の気持ちを考えると、自分が現場で働いているうちに何とかしたい、そう思うようになりました。
実際に取得したいと考えたとき、HPのバックアップはありましたか?
まず、実習病院として、当院を登録してくださいました。私が「取りたいです」と声を上げたとき、当時の師長が率先して動いてくださって、院内にシステムを作り、院長や事務長にも協力依頼をしてくださったのです。病院の3役(院長、事務長、看護部長)が動いてくださいました。
働きながらの取得になったと思いますが、大変でしたか?
仕事のシフト希望を、日中や夜勤に入るように、協力してくださいました。仕事が休みのときには学校へ通い、実習は当院で受けるという生活で、本当に休みが無い生活でした。でも、やりがいはありますし、家族が協力してくれたからこそ、取得出来たのだと思います。
資格を取ることで、活躍の場、フィールドは広がりましたか?
拡がりました。「看護師の自分ができること」の範囲が増えたので、褥瘡のデブリ―メントやカニューレの交換、人工呼吸器の設定変更などを、患者さんを待たせずにできるようになりました。しかし、現在は師長業務もあるので、実際にはこうした行為ができていません。現状では、フル活用になっていないのが残念ではあります。
この先のビジョンはありますか?
7区分14行為を取得していますから、もう少し幅を広げて、NPになりたいとは思います。でも、今は桜井看護部長の下で「看護管理」を学ぶことの方が、私の中では優先順位が高いです。看護管理を習得したら、将来はNPを目指したいですね。
当院への就職を希望される人へのメッセージをお願いします。
特定行為、専門看護師、認定看護師。これらの言葉は大きくて、採れるか不安と思うかもしれないけど、当院はバックアップ体制がとても良くて、まさに「レールを引いてくれるような病院」です。自分が目指す看護師像や、スペシャリストを目指したいという方にも、レールをしっかりと整えてくれる病院です。 看護師1年目は、まだ自分が何をやりたいのか分からないかもしれません。でも、自分で「これをやりたい」と声を上げたときには、病院全体でバックアップしてくる、そんな病院です。