〈スペシャリスト〉実習指導者

Specialists

実習指導者

学生さんの可能性は無限大。「あなただからできる看護」を一緒に探していきましょう

写真:実習指導看護師
ご経歴と、現在の役割を教えてください
私は、学生の頃から当院で働き、学んできました。現在は12年目になりますが、准看護師、その後に正看護師の資格も、当院で働きながら取得しています。病棟勤務の経験もありますが、現在は透析室の師長をしながら、学生さんの実習指導の責任者として、病院全体の窓口の役割も担っています
学生指導はどのような仕事ですか?
私は学生指導を4年ほど担っていましたが、この仕事が大好きです。指導者が若い看護師さんだと、指導者を育てるための指導もすることがあります。
学生さんの就職先が当院ではなくても良いのです。患者さんとしっかりとコミュニケーションが取れる、ステキな看護師さんになってほしいと思います。
ご自身が学生の頃と、今の学生に違いはありますか?
最近は、LINEやSNSなどによるコミュニケーションが増えているなと感じます。私が学生のころには確かになかった技術ですよね。コミュニケーションの取り方が、電話からメールへ、そしてSNSへと、どんどん進化しているのを感じます。もしかするとこうした通信手段の変化の影響かもしれませんが、最近の学生さんは、自分の思いを相手に上手く伝えにくい人が増えている気がします。もちろん、私たちのときにもいたとは思うのですが、最近はより増えているのかもしれません。実際に実習にいらしたときには、この辺りにも気を配りながら、コミュニケーションを取るようにしています。
学生さんに対して、どのような点に留意して指導をされていますか?
看護師の仕事は、患者さんとのコミュニケーションから始まります。看護師は「対人スキル」が重要な仕事ですから、看護師同士はもちろん、他の職種との関係や、看護師と患者さんの間にも、お互いの信頼関係が無ければ成り立たないことを必ず伝えています。教科書通りではない「現場のリアル」を見て、自分自身が何を考えどう行動するのか、そこには決まりきった答えはありません。
私はよく学生さんに「患者さんから答えをもらう」という話をします。自分の行ったケアで、患者さんがどのような反応をするのか。それを評価し、次はどのようなケアをするべきか。日々考えていくことが、看護という仕事だと考えています。
当院のアピールポイントはありますか?
当院は、働いている人がみな「あったかい」人ばかりです。人情にあふれ、話やすく、良い人間関係をすぐにつくっていけるような環境です。実際、実習後に当院へ入職してくれる人もいます。
また、新人さんや中途採用の人でも、学生さんを迎えるようにやさしく温かく迎えていける、そんな病院です。